古い墓石の読み方

古い墓石が見つかったとしても、多くの場合石が風化したりして、解読が難しくなっています。(地方によっては、とても深く彫られていて、江戸初期の頃のものでもはっきり読めるものもありますが)

職業上、毎週のように墓石探しをしていますが、時々墓石の表面にチョークの跡を見かけることがあります。風化した石にチョークの粉を塗ることで見やすくできることもありますので、子孫のどなたかが解読しようと苦心されたのだと思います。

また、同じ墓石でも時間帯によって、見えなかったものが突然見えたりすることもあります。
これは主に太陽の方向によるものですので、朝・昼・夕方と時間を変えてチャレンジしてみましょう。

その日の天気によっても見え方が変わります。
あまり天気の良い日というのは、光が強すぎて読み辛いものですし、雨の日は石が濡れて晴れの日以上に読めません。
経験上、古い墓石を読むのに一番適した天気は、薄曇りの日ではないかと思います。

「墓石を読むことは、墓石と語ることだ!」

・・・と言われた郷土史家の方がおられました。けだし名言だと思います。

一度で諦めずに、時間帯を変え、日にちを変え、何度も何度も通ってみる。
それまで読めなかったものが、ある日突然浮かび上がってくる・・・私自身もこのような体験が珍しくないのです。

気の長い話ですが、是非チャレンジしてみて下さい!